初心者もOK◎おすすめ木工入門マニュアル本

新しい実技を身につけたいというそこのあなた。木工のスキルを習得することはいかがだろうか?一度面白さや楽しさを知れば、大好きな趣味になるかもしれない。そもそも木工は、我々人間がゼロから習得した最も基本的なスキルの一つである。自宅に置くための木製の家具を作りたいと思っている人もいれば、何か新しいプロジェクトで木工のスキルを試したいと思っている人もいるだろう。

どのような目的で学ぶにせよ、木工のスキルを習得していく過程では、基礎的な工作技術をカバーし、プロジェクトを立ち上げる方法をステップバイステップで学べる。この際、信頼できる情報源から執筆されたマニュアル本があれば、なおさら有益だろう。木工について説明してくれている書籍を参考にすれば、基礎スキルはもちろん、将来的に一段階上のレベルへと導いてくれるだろう。ここでは、木工のスキルを一から学ぶのに最適なマニュアル本をいくつか紹介しよう。

  • 『The Complete Woodworking Book』

本書には、あらゆるレベルにある木工職人に向けて、40のプロジェクトアイデア、1,200以上のステップバイステップで説明した図面、480ページに及ぶ有用な回路図と説明書が詰まっており、木工マニュアルの中で最も包括的な一冊に仕上がっている。木工初心者からプロの大工さんまで、幅広い層の読者にとって貴重な学習ツールになるだろう。

特に、木工初心者向けには、基本的な木工デザインのアイデア、工具に関する基本知識、ショップのセットアップ、そしてプロジェクトと知識に関するメソッドを教えてくれる。各プロジェクトには、ピース、サイズ、数、消耗品について記入できる記録用紙が付録としてついている。

またこの他にも、プロのような仕上がりにするために必要な道具の使い方や作業場の安全チェックなど、ベテランの木工職人として身につけるべきヒントが満載だ。

  • 『Build Stuff with Wood』

「木工所」と聞くと、おがくずや大量の木材が積まれた広大な小屋の中に、なんだか恐ろしい巨大な機械がたくさんあるイメージが浮かべるかもしれない。Fine Woodworking Magazineの元編集長アサ・クリスティアーナが執筆した本書を読めば、美しい木製の家具を作るには何千ドルもする高価なマシンが必要だ、という先入観を払拭できるだろう。

本書は、手持ちの道具が少なく、何から始めたらいいのかわからない人には特におすすめで、リーズナブルな価格で木工をはじめたい初心者向けの入門書として優れている。中には、14のプロジェクトが収録されており、そのほとんどはジグソーやコードレスドリルなど、比較的ベーシックなツールのみを使用して完成できるものばかりだ。

シンプルな木工作業を習得した後、さらに道具を追加でゲットし、スキルを段階的に向上させることで、いずれは難易度の高い作業もこなせるようになるだろう。より高度な木工スキルを身につけるために、それぞれの道具の用途や使い方をより深く理解することができる。

  • 『Dummies’ Guide to Woodworking』

本書には、木工職人として活動をスタートするのに必要な情報がすべて詰まっている。木工で使用する機材、接着剤の種類、木材の種類とその処理・加工方法、サンディング、充填剤などについて細かく説明しており、基本的な内容はほぼカバーしている。さらにこの入門書では、もっと踏み込んで、木工業界の内部事業まで詳しく紹介してくれる。

新しい本棚を作りたい人でも、オーク材のダイニングテーブルを作りたい人でも、本書を読めばすべてが丸わかりだ。ちなみに、このDummiesのマニュアル本シリーズは、数十年にわたって、数々のトピックやテーマを取り上げ、どんなに複雑な内容でもわかりやすくシンプルに紹介してくれることで人気を博している。もちろん木工でも例外にもれず、専門知識を徹底的に理解するにはもってこいの入門書となっている。